お墓の引越し改葬は、移転元のお墓から移転先のお墓へ、埋葬されている遺骨を移すことです。郷里のお墓から、現在の住まいの近くに墓所をもとめて移転することが多いようです。
注意点としては、墓石を移設する場合、それを許可していない霊園がある場合や、寸法の違いによる制限があることも少なくないため、移設先の霊園に前もって相談しておくと良いでしょう。
【お墓の引越・改葬にかかる費用】
(1)今あるお墓の撤去費用:撤去工事を多くは地元の石材店に依頼します
(2)石碑の運搬費用:移動する場合のみ必要になります
(3)移転先の墓地の永代使用料:その霊園・お寺の管理者に支払います。永代使用料とは墓地の区画を永代にわたって使用してよいという権利を得る為に支払う使用権料です
(4)移転先の墓所の工事代金:墓石を移設する場合も、新しく建てる場合も、新しいお墓の石材店に依頼します。
(5)その他の費用:改葬許可申請費用、お墓の撤去・お墓の建立・納骨の際の宗教儀式にかかる費用など
席上の年長者、故人と親しかった方、僧侶などに献杯の挨拶を行っていただきます。規模や何回忌かによって省略してもよいでしょう。挨拶をお願いする場合は、当日に依頼するのではなく、事前に挨拶を依頼しておきましょう。
また、参加者にご挨拶をお願いしない場合は、施主が献杯の挨拶も兼ねます。
献杯の挨拶者の音頭に合わせ静かに献杯の唱和を行い、杯を軽くささげます。献杯の際、杯を鳴り合わせることはマナーに反するため、注意しましょう。
会食中は故人の思い出話などをしながら、静かに食事をいただきます。
お酒も振る舞われることが一般的ですが、参加者の皆さんもたしなむ程度で、飲みすぎることは多くないようです。
四十九日法要の場合は、会食のお開きが近づいてきたら、主催者がご参列いただいた方々へ引き出物をお渡しします。
最初に僧侶にお渡しして、次に参列者の方にお声を掛けながら膳の脇やテーブルの下に置きましょう。配ることが難しい場合は、あらかじめ席に引き出物を置いておくこともあります。
最後は施主がお礼の言葉を述べ、終了となります。時間は多くても2時間程度を目安にしましょう。
以上が一般的なお斎の流れですが、地方や慣習によって異なります。実際の準備については寺院や霊園とあらかじめ相談すると良いでしょう。特に沢山の人をお招きして行うような法事の場合には、手伝ってもらうことをおすすめします。
※この投稿は、墓苑に関する一般的な知識の普及を目標にしています。当寺に関するご案内ではございませんので、何卒ご了承下さいますようお願いいたします。
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