3.合掌
お供えが済んだら、お参りです。一人一人順番にお線香をあげ、墓前で数珠を持って合掌します。
合掌の仕方は宗派によって色々と違いがありますが、特にこだわりがないのであれば、もっとも一般的な合掌を行います。両手の5本の指を閉じて、両手を合わせて胸の前に置き、おじぎをするように上半身を傾けます。
4.後始末
お参りが済んだ後は、ご供物をみんなでいただくか、お持ち帰りましょう。生花はそのまま置いてきても大丈夫ですが、食べ物は置いて帰ると、鳥や小動物等に荒らされることもあるため、持って帰ることが一般的になっています。
また、お墓参りの後にも、お寺のご住職や霊園の事務所に一言挨拶をしましょう。お寺の場合は、もう一度ご本尊さまにもお参りし、これからも変わらず見守ってください、とお参りしてから帰るのも良いでしょう。
※この投稿は、墓苑に関する一般的な知識の普及を目標にしています。当寺に関するご案内ではございませんので、何卒ご了承下さいますようお願いいたします。
故人が亡くなられて、初めて迎えるお盆のことをいいます。前回の投稿に続き、新盆・初盆の過ごし方をご紹介させていただきます。
一般的な盆提灯は、お盆にご先祖の霊が帰ってくる際に、目印となるようお迎えするために焚くのが「迎え火」となります。大切な役割を持つ、お盆のお供えとして最も重要なものとされています。
また、新盆の場合は、普通の絵柄の入った盆提灯のほかに、白提灯(白い火袋の提灯)を飾ります。これは初めてお戻りになる御霊が迷子にならないよう、特別な目印にしてお迎えするためです。この白提灯を飾るのは新盆の時だけで、お盆が終わったら送り火で燃やすか、菩提寺にお納めします。
※浄土真宗では盆提灯ではなく、切子灯篭をご用意されるのが一般的です。
「迎え火」は、ご先祖の霊が帰ってくるときの目印。「送り火」お盆が終わり再びあの世へ見送りするときの火のことをいいます。
それぞれ、家の門口や玄関、もしくはお墓で、素焼きの皿の上で「おがら」を燃やすなど、宗旨や地域によって異なる行事を行います。
また、マンションなどの共同住宅の場合、ご家庭で火を焚くことは難しいため、盆提灯を迎え火・送り火とすることも少なくありません。
※浄土真宗では迎え火・送り火は行わないことが一般的です。
(次回に続きます)
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