故人が亡くなられて、初めて迎えるお盆のことをいいます。前回の投稿に続き、新盆・初盆の過ごし方をご紹介させていただきます。
お招きする側は、喪服を選ぶのが一般的です。また、招かれた側も喪服を着たほうがより適切ですが、暑い時期ですので地味な服装でも大丈夫とされています。
故人に近しい親戚は、新盆には盆提灯を送るしきたりがあります。ただし、住宅のご事情などから飾らないところも増えていますので、主催者に聞いてからお贈りするとよいでしょう。また、不祝儀袋に「御提灯代」と表書きをして、お金を包むこともあります。
また、故人と親しかった友人として招かれた際には、「御仏前」「御供物料」として現金をお供えするか、故人の好物だったお菓子や季節の果物、贈答用のお線香をお供えすることが多いようです。御仏前の金額の目安は故人との関係によりますが、およそ5千円〜1万円程度とされています。
※この投稿は、墓苑に関する一般的な知識の普及を目標にしています。当寺に関するご案内ではございませんので、何卒ご了承下さいますようお願いいたします。
3.合掌
お供えが済んだら、お参りです。一人一人順番にお線香をあげ、墓前で数珠を持って合掌します。
合掌の仕方は宗派によって色々と違いがありますが、特にこだわりがないのであれば、もっとも一般的な合掌を行います。両手の5本の指を閉じて、両手を合わせて胸の前に置き、おじぎをするように上半身を傾けます。
4.後始末
お参りが済んだ後は、ご供物をみんなでいただくか、お持ち帰りましょう。生花はそのまま置いてきても大丈夫ですが、食べ物は置いて帰ると、鳥や小動物等に荒らされることもあるため、持って帰ることが一般的になっています。
また、お墓参りの後にも、お寺のご住職や霊園の事務所に一言挨拶をしましょう。お寺の場合は、もう一度ご本尊さまにもお参りし、これからも変わらず見守ってください、とお参りしてから帰るのも良いでしょう。
※この投稿は、墓苑に関する一般的な知識の普及を目標にしています。当寺に関するご案内ではございませんので、何卒ご了承下さいますようお願いいたします。
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